ステアロイルグルタミン酸Na

使用の目的:乳化剤、界面活性剤

類似した成分:ステアロイルグルタミン酸2Na

 ステアロイルグルタミン酸Naとは様々な化粧品に利用されている成分で、化学式 C23H42NNaO5 で表される、ステアリン酸とグルタミン酸をアシル化させて得られる陰イオン界面活性剤の一種です。常温では白色の粉末もしくはフレーク状の物質で、水、油いずれにも比較的馴染みやすい性質を持っています。

 特筆すべき性質としては乳化作用が挙げられます。ステアロイルグルタミン酸Na  は皮脂に構造が近く油と馴染みやすいステアリン酸、水と馴染みやすいグルタミン酸に由来している部分を含んでいるため、化粧品に水溶性、脂溶性の成分を混ぜ合わせる目的で用いられています。また、乳化剤の中でも電荷を持った成分であるビタミンC誘導体やアミノ酸等の電解質との相性が良く、これらの成分を配合するために利用されます。

 天然の成分由来で肌への刺激性や毒性もないこと、また、水に溶かすと肌と同様の弱酸性を示すことから、安心、安全に利用可能です。また、界面活性剤の中でも肌への親和性が高く、使い心地が滑らかです。しかし、洗浄作用はごく穏やかなため、石鹸やシャンプーなどに利用する際は他の成分との組み合わせで利用されます。

 類似した成分としてはステアロイルグルタミン酸2Naが挙げられます。  ステアロイルグルタミン酸2Na はステアロイルグルタミン酸の2ナトリウム塩で、化粧品に乳化剤として用いられますが、粉体の表面改質などに優れた作用を発揮する点で異なります。化粧品にはそれぞれの特徴を活かす形で使い分けがされています。

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