ロイファシル

成分

使用の目的:表情ジワの改善

類似した成分:アルジルリン、ロイファシル、ボツリヌス毒素

 ロイファシルとは一部のスキンケア製品に利用されている成分で、化学式C29H39N5O7で表されるペプチドの一種です。ペンタペプチド-18と呼ばれることもあり、常温では粉末状の物質で、水やジメチルスルホキシドに比較的溶けやすい性質を持っています。スペインのLipotec社により開発された成分で、化学的に合成することによってのみ得られます。

 特筆すべき性質としては表情ジワの改善作用が挙げられます。ロイファシルは美容医療で広く用いられているボツリヌス毒素の構造を模倣して化学的に合成された成分で、肌につけると肌につけると顔の表情筋を麻痺させ、動きを抑制する働きがあります。その結果、顔の筋肉の緊張や表情のクセによって形成されるシワを緩めたり、新たなシワが形成されるのを防いだりすることについて、一定の効果を期待できます。

 安全性が確立された成分から合成され、作用も穏やかであるため、安心、安全に利用可能な成分です。しかし、その効果は「表情ジワ」に限定されており、一般的な加齢や紫外線の影響によるシワには効果がないため、他の抗老化作用が認められた成分と併用する必要があります。また、ロイファシル単独では表情ジワに対する効果もごく限定的です。

 類似した成分としてはアルジルリンが挙げられます。アルジルリンはロイファシルと同様にスペインのLipotec社によって開発されたペプチドの一種で、表情ジワの改善を目的として化粧品に配合されますが、単独ではロイファシルよりも高い改善効果を発揮します。両者を組み合わせることによって相乗効果が期待できるため、製品にはしばしば両者を併用する形で用いられています。

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