使用の目的:脂肪組織の増大によるシワ改善、バストアップ
類似した成分:ボルフィリン、プエラリア
アディフィリンとは一部のボディケア製品に利用されている成分で、化学式 C30H55N9O10で表されるペプチドの一種です。アセチルヘキサペプチド-38と呼ばれることもあり、常温では固体で、水に溶けやすい性質を持っています。スペインの化学メーカーであるLipotec社により開発された成分で、化学的に合成することによってのみ得られます。
特筆すべき性質としては顔やバストのシワやたるみを改善し、ハリを向上させる作用が挙げられます。顔やバストに存在する脂肪細胞はそれぞれの部位のハリを保つ上で重要な役割を果たしていますが、アディフィリンは肌の脂肪細胞に作用してその増大を促進することで、加齢や重力、無理なダイエットなどによって生じた顔のシワやバストのたるみを改善する効果を期待できます。
安全性が確立された成分から合成され、作用も穏やかであること、また、性ホルモンのような作用を引き起こさないことから、安心、安全に利用可能な成分です。また、他の成分と比較して「脂肪細胞の増大」についての検証は比較的十分です。しかし、脂肪細胞の数自体を増やすものではないこと、また、効果の持続性については検証されていないことから、特にシワ予防に関しては他の成分の方が好んで用いられます。
類似した成分としてはボルフィリンが挙げられます。ボルフィリンはアディフィリンと同様に脂肪細胞の増大によるシワの改善やバストアップを目的として化粧品に利用されておりますが、アディフィリンが水溶性であるのに対し、ボルフィリンが油溶性であるため、作用の持続性などが異なります。化粧品には求める質感などに合わせて使い分けがされていますが、両者が併用されることもあります。