いつでも唇が潤っている女性にあこがれたことはありませんか?
リップクリームを塗っていても、なぜか乾燥を繰り返してしまう唇。
いつもキレイにリップメイクをしている女性がいる反面、乾燥やひび割れのせいで口紅やグロスが塗れないのは結構辛いですよね。
唇の荒れやすさは体質も関係していますが、実は日々の習慣やケア方法で改善することもあります。
「毎日リップクリームを塗っているのに、ちっとも改善しない」
と諦めてしまうのはまだ早いです!
この記事では、いままでなんとなく悩んでいた唇の乾燥の原因から、唇のケア方法などを細かく説明しています。
この記事を最後まで読めば、
「1年中いつも唇が乾燥している……」「唇が荒れていて口紅が塗れない……」
このようなお悩みの解決方法がわかりますよ。
唇が乾燥・ひび割れする原因
唇は、普通の肌と比べると乾燥しやすい部分です。唇には汗腺や皮脂腺がほとんどないことが原因の1つ。唇は肌と同じように表皮と真皮に分かれた構造になっていますが、汗腺や皮脂腺がほぼないため、肌のように水分や潤い成分を作り出すことができません。肌には汗腺や皮脂腺があり、そこから角質層に必要な水分や皮脂が分泌されることで、肌を乾燥から守っています。唇の場合はこの働きがあまり機能していないので、乾燥しやすいのです。
また、唇は顔の他のパーツに比べて動きの多い部分。食事をしたり、会話をしたりなど、私たちは1日に何度も唇を動かしています。その度に摩擦が起こったり、角質層が傷つけられたりすることで、唇の潤いが奪われ乾燥やひび割れの原因になるのです。
唇の乾燥・ひび割れを防ぐための習慣
唇の乾燥やひび割れを予防するには、唇の潤いを守るための生活習慣をするとよいでしょう。夜遅くまでの仕事や家事・育児など、毎日忙しくて特別なことをする気力がなくても、日常生活でほんの少し些細なことを意識するだけで唇を乾燥から守れます。まずは、今から紹介する2つのことをやめることから始めてみてはいかがでしょうか?
1.唇を舐めるのをやめる
唇の潤いが足りず違和感があるとき、つい唇を舐める癖はありませんか?
乾燥した唇を唾液で濡らすことで一時的に潤った感じがすることで、唇の違和感解消のために舐める習慣がついてしまっているなら要注意。実は、唇を舐める習慣は唇の乾燥を助長してしまっています。唇についた唾液の水分が蒸発するのにともない、本来唇に必要な潤い成分も逃げるからです。唇がカサカサして気持ち悪いと感じたときは、舐めるのではなくリップバームやワセリンなどで保湿しましょう。
2.唇を拭くのをやめる
唇を拭う癖がある場合も改善が必要です。食事中、唇を拭く回数が多かったり、歯磨きの回数が多く唇を拭う機会が多かったりすると、その分だけ唇に摩擦が発生します。この摩擦により角質層に傷がつき、乾燥しやすい唇になってしまうのです。唇を拭うときは、ゴシゴシこすらず清潔なティッシュなどでトントンするように拭いましょう。また、横方向にこするのではなく、唇の縦じわに沿って優しく拭きとることで唇への負担を軽減できます。
日常生活の少しの意識で唇の乾燥やひび割れを予防できますよ。
乾燥・ひび割れが気になる唇のケア方法
予防習慣の他に、唇を潤すためのケア方法を紹介します。唇は肌の他の部分に比べると潤いを保持する機能が弱いため、乾燥を防ぐためには保湿が必要です。
乾燥した唇の保湿には、リップバームがおすすめ。リップバームは油分が多く、保湿力に優れているところが特徴です。リップクリームに比べて質感が柔らかく、唇に馴染みやすいため、乾燥によりひび割れていたり荒れていたりする状態の唇にも負担が少なく優しくケアできますよ。リップクリームはスティック状のタイプが多いのに対し、リップバームは容器からクリームを手にとって使うタイプが多いです。また、保湿力が高い分、固くてスムーズな質感のものが多いリップクリームに比べるとベタつくこともあります。しかし、保湿の手軽さの面ではリップクリームに一歩劣りますが、すでに荒れてしまっている唇に対しては、柔らかさと保湿力のあるリップバームの方が適しているといえます。
では、実際にリップバームを使ってどのようなケアをすればよいのでしょうか。唇をケアする具体的な方法を3ステップで紹介しますね。
〈唇をケアする3ステップ〉
1.乾燥が気になったらこまめにリップバームを塗る
2.風呂上がり、就寝前にたっぷりリップバームを塗る
3.リップバームと並行して生活習慣も整える
1.乾燥が気になったらこまめにリップバームを塗る
乾燥が気になったとき、唇を舐めて唾液で濡らすことはNGです。乾燥が気になる場合は唇への馴染みが良いリップバームをを塗るようにしましょう。リップバームを塗るときは、横方向に塗るのではなく唇のシワの方向に馴染ませるよう気をつけてください。
リップバームは油分が多く配合されていることから、体温にふれるとオイル成分が溶け出して唇に馴染む性質があります。唇のシワも意識してのリップケアをしていれば、シワの中にもオイルが馴染んでふっくらした唇に近づけますよ。
2.風呂上がり、就寝前にたっぷりリップバームを塗る
お風呂上がりや就寝前のタイミングは唇の温度も高く、リップケアに適しています。顔のスキンケアをする流れで、リップもケアしてしまいましょう。就寝前には、リップバームで唇パックをするのもおすすめ。入浴で温まった唇は血行が良く、パックをすると成分が浸透しやすいからです。
リップパックの前に、まずは清潔な綿棒で唇の余った皮を取り除きます。このときも、ゴシゴシこすって皮をめくるのはNG。優しくなでて、自然に剥がれる皮だけを除去する程度が丁度です。次に、リップバームを唇全体にたっぷりと塗ります。唇の縦じわの間にも浸透するように、くるくると小さな円を描きながら塗るのがコツです。色素沈着やひび割れが起こりやすい口角もしっかり保湿してくださいね。その後は、唇にラップをして10分ほどパックをします。
〈リップパックの手順まとめ〉
1.綿棒で唇の皮を取り除く。
2.リップバームを円を描くようにたっぷり塗る。
3.唇にラップをして10分間パックする。
お風呂で髪を乾かす間などについでにパックをするなど、ながらでできてしまうのがリップパックの良いところ。唇の乾燥が気になるときの習慣にしましょう。
3.リップケアと並行して生活習慣も整える
潤いのあるキレイな唇を手に入れるには、リップのケアと併せて生活習慣自体も見直すとより改善が期待できます。ストレスやビタミン不足は唇の状態に現れやすいと言われており、唇の荒れや乾燥がひどいときは、
・早めに就寝する
・ビタミンB2を摂取する(牛乳やほうれん草に多く含まれています。)
など、生活習慣自体を見直して、内側から改善に取り組むことが大切です。
まとめ
カサカサひび割れの唇は、もう卒業!毎日のケアと生活習慣をコツコツ改善することで、潤いの足りたふっくらした唇を目指すことができます。乾燥しても舐めないことや、こまめにリップバームで保湿をするだけでも唇の状態が良くなることも。適切なリップケアをして唇の潤い取り戻し、素敵なリップメイクを楽しみたいですね。
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