タウリン

使用の目的:保湿、バリア機能の改善

類似した成分:ヒアルロン酸、ココイルメチルタウリンNa

 タウリンとはスキンケア製品、ヘアケア製品を中心に利用されている成分で、化学式C2H7NO3Sで表されるアミノ酸誘導体の一種です。アミノエチルスルホン酸と呼ばれることもあり、常温では白色の粉末状の結晶で、水に非常に溶けやすく、油と馴染みにくい性質を持っています。カキやイカなどの魚介類に豊富に含まれている成分で、かつては天然由来のものが用いられていましたが、現在ではイセチオン酸もしくは亜硫酸ナトリウムとエチレンオキシドを原料に合成したものが主に用いられています。

 特筆すべき性質としては優れた保湿作用が挙げられます。タウリンは広義のアミノ酸に分類され、比較的小さな構造内に水と馴染みやすいアミノ基やカルボキシル基と呼ばれる部分を持っていることから、水分をよく保持します。また、肌の角質層の内側(顆粒層)に存在する成分で、肌や髪に比較的浸透しやすいことから、シャンプーやトリートメント、美容液などを中心に利用されています。

 天然にも豊富に存在する成分で、肌への刺激性や毒性もないため、安心、安全に利用可能です。また、最近ではタウリンを針状の結晶にしたものがタウリンもしくはヒアルロン酸などの保湿成分の浸透性を高めたり、物理的刺激で血行を促進したりする目的で利用されています。しかし、保湿力については他の成分と比較して特に強いものではなく、また、針状の結晶についてはその期待値こそ高いものの、歴史が浅く、まだあまり利用されていません。

 類似した成分としてはヒアルロン酸が挙げられます。ヒアルロン酸はタウリンと同様に保湿成分の一種として知られており、針状の結晶にしたものが美容液などを中心に採用されていますが、より高い保湿効果が期待できる一方、水に溶けにくいため結晶からの刺激はより強くなります。化粧品にはそれぞれの特徴を活かす形で使い分け、もしくは併用がされています。

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