【冬は乾燥ニキビに注意】冬にできやすいニキビの特徴とは?原因と対策

にきび

「皮脂が少ない冬でもニキビができるのはどうして?」

「オイリー肌じゃないのに、なんでニキビができやすいの?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか?

「ニキビ=皮脂の分泌が原因」と思っている人は要チェックです。

実は、大人のニキビは乾燥が原因となる場合があります。とくに、湿度が低い冬の時期は乾燥ニキビができやすいシーズンです。

この記事では、冬の乾燥ニキビの疑問を解決し、乾燥ニキビの正しいスキンケア方法を紹介します。

具体的には、

・乾燥ニキビの原因

・乾燥ニキビ肌におすすめの洗顔方法

・乾燥ニキビ肌におすすめの美容成分

の順番に解説していきます。この記事を読めば、乾燥によって引き起こされるニキビへの今後の対策方法が分かります。ぜひ、最後まで読んで参考にして下さい。

乾燥ニキビの原因は皮脂の過剰分泌とターンオーバーの乱れ

秋から冬にかけての空気が乾燥する季節は、お肌の乾燥にも注意したい時期。はじめに肌の乾燥がニキビを引き起こす原因から見ていきましょう。

まず、乾燥によってニキビが発生する原因の1つとして皮脂の過剰分泌があります。この状態の肌を「インナードライ」と呼び、肌の表面は皮脂が多く分泌されている一方で、肌の内側はうるおい不足になっている状態を指します。肌の乾燥を補うために分泌された皮脂が毛穴に詰まることでアクネ菌が発生し、ニキビとなって肌に出てくるという仕組みです。

もう1つの原因は、乾燥により肌のターンオーバーが乱れることです。

健康な肌は、通常約28日周期で次々に新しい肌へと再生しています。肌の奥で生成された新しい皮膚細胞が、表面の古くなった皮膚を押し出すことで新陳代謝を繰り返しているのです。

ターンオーバーにおいて大切なのは「サイクルが正常」であることです。

通常のサイクルより長くなれば、通常古くなって剥がれていくはずの角質が肌に留まることで肌のくすみの原因になります。

反対にサイクルが短いと、うるおい成分の乏しい未発達な細胞が肌の表面へと押し出され、肌のバリア機能が低下してしまいます。

肌が乾燥している場合、ターンオーバーの周期は通常より短くなります。肌を守る機能であるバリア機能が低下し、角質層に十分な水分を貯めることができなくなります。

そして、うるおいの足りない角質層が積み重なることで毛穴が塞がれ、ニキビが発生するのです。

乾燥ニキビ対策1.うるおいを守る洗顔をする

つぎは乾燥ニキビの対策方法を確認しましょう。

まず、乾燥ニキビの対策として有効なのは、うるおいを守る洗顔方法の実践です。ニキビは皮脂の分泌が原因だと思い込んで、肌の油分をゴシゴシと落とすような洗顔は絶対にやめましょう。乾燥した肌の水分量を守りながら洗顔をするには、以下4つのポイントに注意して下さい。

〈うるおいを守る洗顔のための4つの注意点〉

1.ぬるま湯(32度)を使用する。

2.しっかり泡立て、肌をこすらない。

3.やさしくタオルドライをする。

4.洗顔後はすぐに保湿をする。

まず、洗顔にはぬるま湯を使用しましょう。とくに冬の朝などの寒い時期は、温度の高いお湯で顔を洗いたくなりますが、肌の表面の皮脂を浮かし、必要な油分まで洗い流してしまうため、使用を控えるべきです。洗顔に使う水の温度は、32度前後のぬるま湯に設定するよう気をつけましょう。

次に、洗顔料はしっかり泡立ててから使うように気をつけて下さい。しっかり泡立てることで、泡が手と顔の間のクッションの役割を果たし、摩擦を軽減できます。顔全体に泡を広げていくイメージで洗顔し、皮脂分泌の多いTゾーンは指の腹を使って丁寧に洗いましょう。

洗顔後は、清潔でふわふわなタオルで水気を拭き取ります。タオルで顔を押さえるように、ゴシゴシこすらず、顔との摩擦できるだけ小さくすることが大切です。

タオルドライのあとは、なるべく早く、少なくとも5分以内には保湿をしましょう。洗顔後はみるみる内に肌の水分が蒸発し、15分後には肌は洗顔前よりも乾燥した状態になります。化粧水、乳液、クリームを塗り込むように使用し、肌の乾燥を防ぎましょう。

乾燥ニキビ対策2.乾燥ニキビ用保湿成分入りスキンケアを選ぶ

乾燥によるニキビのトラブルが発生している肌には、ニキビ肌予防や改善に効果が期待できるスキンケア用品を選ぶことも、対策の1つです。ニキビの原因にアプローチした成分が配合された保湿化粧品を使用して、乾燥ニキビを予防・改善しましょう。

〈乾燥ニキビにおすすめの成分〉

■ビタミンC

ビタミンCは、シミやそばかすの元となるメラニン色素の生成を抑制する効果で知られています。ビタミンCには皮脂の酸化を防ぐ作用もあるため、ニキビ対策に効果が期待できます。

■ビタミンB2・ビタミンB6

ビタミンB2は、発育ビタミンともよばれ、皮膚細胞の再生を促進する働きがあります。ビタミンB2は、B6とともに皮脂の分泌を抑制し、肌の水分量を整える働きをするため、ニキビ対策として効果が期待できる成分です。

■ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、3大保湿成分の1つと言われているほど保水力の高い成分です。乾燥ニキビの肌にうるおいを与えるには、ヒアルロン酸配合のスキンケア用品がおすすめです。

■セラミド

セラミドは、皮膚の内側の角質層の中に存在し、細胞や水分を繋ぎ止める役割を果たしている成分です。洗顔のたびに失われていくといわれていますが、乳液やクリームに配合され、肌に塗ることで補うことが可能です。肌のバリア機能を正常に保ち、乾燥ニキビ対策として活用しましょう。

まとめ

乾燥ニキビの原因と対策方法について紹介しました。オイリー肌ではないのにニキビができやすいと悩んでいた方や、冬にニキビができやすい方は、乾燥ニキビの原因を理解し、正しい対策をとることで、予防・改善できます。ただし、炎症がひどい場合は後に残ってしまうこともあるので、早めに皮膚科へ行くことをおすすめします。

思春期ニキビとは異なるアプローチをして、ニキビのできにくいキレイな肌を実現し、乾燥に負けず冬を乗り切りましょう。

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