「治ったと思ったらまた同じところに……」
ケアしてもケアしても同じところに繰り返しできるニキビに悩んでいませんか?
おでこや顎、頬など、人によってニキビができやすい場所がありますよね。
実は、ニキビができやすい場所とカラダの状態は大きく関係しています。いつも同じところにニキビができる方は、肌だけでなく内臓など、カラダの不調のサインかも知れません。
この記事では、場所ごとのニキビ発生の原因を解説し、それぞれのケア方法をご紹介します。
同じ場所に繰り返すニキビに悩んでいる方は、その原因を知って改善のヒントにしてみてくださいね。
おでこのニキビはホルモンバランスの乱れ
おでこニキビの大きな原因は「ホルモンバランスの乱れ」です。
ホルモンバランスが乱れていると、もともと皮脂腺が多いおでこでは皮脂が過剰に分泌されることで毛穴が塞がれ、ニキビができる原因になるのです。
内面からおでこニキビをケアするには、まずは乱れたホルモンバランスを改善することが必要です。
思春期を過ぎた大人のホルモンバランスが乱れる原因としては「睡眠不足」「偏った食生活」「ストレス」が挙げられます。
忙しくて十分な睡眠時間を確保できないという方も、寝る前にスマホの画面を見ないことや、日中にカフェインを摂取しすぎないようにすることで睡眠の質をあげることができます。
また、食生活では野菜・肉・魚・豆類・海藻類・きのこ類をバランス良くとれるように気をつけましょう。とはいえ、忙しい毎日の中で完璧に整えることは難しいですよね。そんな方は、コンビニでは積極的にサラダを買ったり、食事に納豆をプラスしたりなど、簡単に取り入れられそうなことから始めましょう。
睡眠と食事に気をつけることで、自然とストレスも緩和されていきます。また、ストレスを解消するには適度な運動をすることもおすすめです。運動をすることで、セロトニンやエンドルフィンといった精神を安定させるホルモンが分泌されるので、ストレスを軽減できるからです。
生活習慣を整えて、おでこニキビをケアしていきましょう。
アゴのニキビは月経周期と関係
生理前になるとアゴの辺りにニキビができやすい人もいると思います。アゴなどのフェイスラインは婦人科系の不調が現れやすい部分であり、月経周期によるホルモンバランスの変化によりニキビができやすくなります。
女性の場合、卵巣から分泌される「プロゲステロン(黄体ホルモン)」がアゴニキビの原因となります。プロゲステロンの分泌が活発になると、皮脂の分泌量が増え毛穴が詰まることでニキビが発生しやすくなるのです。
また、癖で顔の周りを触ってしまう人もいるのではないでしょうか?
ホルモンバランスの変化により弱ったお肌を雑菌が付着した手で触ることによって、肌荒れが悪化することがあります。むやみに顔を触らないように注意しましょう。
生理前のホルモンバランスを整えるには、おでこニキビの対策と同様に、質の良い睡眠をとり、食生活を整えることでストレスを軽減させることが必要です。
同時に、婦人科系の不調にはカラダの冷えも大きく関係してくるため、お腹や腰回りを冷やさないように腹巻きをするなどして工夫しましょう。
胃腸への負担は口や頬ニキビを引き起こす
口の周りや頬にニキビができやすい人は、胃腸に負担がかかっている可能性があります。食事が偏っている人や、チョコレートやスナック菓子などを頻繁に食べる習慣のある方、また、コーヒーを飲む習慣がある人も胃腸に負担がかかっている可能性があります。体質のせいだと思い込んで、胃薬を常用することで胃が弱っていることに気づかず、慢性化している方も少なくありません。
しかし、このような人でも食事の習慣を見直し、疲労を溜め込まずストレスの少ない生活をすることによって胃の状態が改善され、それに伴ってニキビが改善する場合もあります。口の周りや頬にニキビを繰り返している人は、スキンケアとあわせて胃をいたわる生活をすることを心がけましょう。具体的には、辛いものを控えたり、コーヒーは1日1杯にしたりなど、小さな心がけから始めることが大切です。
また、頬はもともと皮脂の分泌が少ない部分です。肌が乾燥しやすく肌のバリア機能が低下することでニキビを繰り返す原因となるので、保湿ケアもしっかり行いましょう。
まとめ
カラダの状態によってニキビのできる位置に特徴があることを解説しました。おでこはホルモンバランスの乱れ、アゴは月経周期と関係しており、口周りや頬は胃腸の負担が原因となることがあります。どの部分のニキビにも、ストレスや食生活、生活習慣が関係しているため、何度も同じところにニキビを繰り返している方は、カラダの内部から調子を整えることで改善するでしょう。
ニキビの特徴からカラダの状態を見直し、健康な肌とカラダを目指しましょう。
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