使用の目的:香料
類似した成分:アンブロキシド、オニサルビア油
スクラレオールとは一部のフレグランス製品に利用されている成分で、化学式C20H36O2で表されるジテルペンアルコールの一種です。常温では白色の粉末もしくは結晶状の固体で、水に溶けにくく、油やクロロホルムなどと馴染みやすい性質を持っています。天然にはシソ科の植物クラリセージ、特に茎の部分に多く含まれています。
特筆すべき性質としてはその独特な香りが挙げられます。スクラレオールはクラリセージの精油の香りを織りなしている成分の1つで、甘く樹脂のような香りを特徴としています。また、スクラレオールには女性ホルモンとして知られるエストロゲンと同様の作用を示す可能性が示唆されており、ホルモンバランスを整える効果も期待できます。そのため、フレグランス製品を中心に香料として利用されています。
天然由来で肌への刺激性や毒性もフレグランス製品に利用される濃度では問題ない程度であるため、安心、安全に利用できます。また、アンバーグリスの主要な香り成分であるアンブロキシドを合成するための原料としても利用されています。しかし、ホルモンバランスを整える効果も含め、スクラレオールの作用には十分に解明されていない部分も多いです。
類似した成分としてはアンブロキシドが挙げられます。アンブロキシドはテルペノイドの一種で、アンバーグリスの香りの主成分として知られていますが、スクラレオールを原料としたものが一般的に用いられています。アンブロキシドにはホルモンバランスを整える効果などは認められていませんが、より複雑かつ奥行きのある香りを生み出すため、多くのフレグランス製品に香料として利用されています。
