使用の目的:抗酸化作用、香料
類似した成分:ゲットウ精油、茶葉エキス、ゲラニオール、カンファー
ゲットウ葉エキスとは一部のスキンケア製品に利用されている成分で、各種フラボノイドやモノテルペンの一種であるゲラニオール、カンファーなどを含んでいます。常温では黄褐色の液体で、水に馴染みやすく、油に比較的馴染みにくい性質を持っています。工業的には沖縄や台湾などに群生するショウガ科の植物ゲットウの葉から水やBGで必要成分を抽出することによって得ることができます。
特筆すべき性質としては優れた抗酸化作用が挙げられます。ゲットウ葉エキスにはフラボノイド類が豊富に含まれており、いずれも活性酸素の除去作用に優れたカテコール構造と呼ばれる仕組みを持っています。また、ゲラニオールについても高い抗酸化作用があることが示唆されています。そのため、化粧品にシミやくすみ、シワの発生を予防する目的で配合されています。
天然由来で伝統的に民間療法などにも用いられてきた成分であるため、安心、安全に利用可能です。また、ゲットウ葉エキスにはバラの香りで知られるゲラニオールなどの成分も含まれており、高濃度ではほのかに甘い香りを楽しむことができます。しかし、ゲットウ精油特有の清涼感を感じることはできず、また、抗酸化作用については効果や生産性により優れた成分が存在します。
類似した成分としてはチャ葉エキスが挙げられます。チャ葉エキスはゲットウ葉エキスと同様にフラボノイドを豊富に含む植物エキスで、抗酸化作用を目的に化粧品に配合されていますが、原料由来の香りなどが大きく異なります。化粧品にはそれぞれの特徴を活かす形で使い分けがされますが、より生産量の多いチャ葉エキスの方が一般的に利用されています。
