スキンケアの見直しが必要かも?大人ニキビと思春期ニキビの違いを解説

にきび

「大人ニキビがなかなか治らない……」

「大人ニキビに効果的なスキンケアってあるのかな?」

このような悩みをお持ちではないでしょうか?

なかなか改善しない大人ニキビ。

大人ニキビは思春期のニキビと違って原因が複雑なため、効果的な対処法が見つからず悩んでいる人も多いと思います。

今度こそ大人ニキビをどうにかしたい方のために、この記事では大人ニキビと思春期ニキビの違いを、それぞれの特徴と原因をふまえながら解説します。

大人ニキビと思春期ニキビの違いを理解し、自分にあったスキンケアを学びましょう。

大人ニキビ・思春期ニキビは皮膚の病気の一種

「ニキビ」という言葉は当たり前のように使用していますが、実はニキビはれっきとした皮膚疾患の一種です。学術的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という病名が付いています。

毛穴の中に皮脂がたまり、その中に増えたアクネ菌が原因で炎症を起こしたり膿がたまるなどの症状が起こります。一般的に思春期(8歳〜18歳ごろ)がピークといわれており、成人後は徐々に減っていきます。

大人ニキビと思春期ニキビの違い-それぞれの特徴と原因

大人ニキビと思春期ニキビにはどのような違いがあるのでしょうか。それぞれの特徴と原因を元に、違いを確認してみましょう。

思春期ニキビの特徴と原因

思春期ニキビは、思春期(8歳〜18歳ごろ)に発生しやすいニキビです。思春期は男性ホルモンの分泌が増加し、皮脂腺が活発に働くことが原因でニキビができやすくなります。

思春期は成人と比べて毛穴が小さいこともニキビの原因のひとつです。皮脂分泌が多く毛穴が小さいため、成人よりも毛穴に皮脂が溜まりやすくなっています。また、主にTゾーン(おでこから鼻)にニキビができやすい特徴がありますが、これはTゾーンは皮脂腺が多く、その分皮脂の分泌量が多いからです。

つまり、思春期はTゾーンから大量に分泌された皮脂が未発達な小さな毛穴に詰まり、おでこから鼻にニキビができやすいのです。

大人ニキビの特徴と原因

大人ニキビと呼ばれているものは、皮脂分泌の量が落ち着いた20代以降に発生するニキビです。大人ニキビはOライン(頬・口の周り・アゴ)にできやすい特徴があります。思春期ニキビとは反対に、もともと皮脂分泌が少ない部位にニキビができやすくなることからも分かるように、大人ニキビの原因は単純な皮脂分泌の多さだけが原因ではありません。大人ニキビの主な原因として以下のことがあげられます。

〈大人ニキビの原因〉

・ストレス

・ホルモンバランスの乱れ

・食事習慣の乱れ

・睡眠不足

・化粧の洗い残し

・間違ったスキンケア

このように、大人ニキビの原因は生活習慣と深く関わりがあると分かりますよね。そのため、思春期のように皮脂が多い部分にニキビが点在するというよりは、ストレスを感じたり生活習慣が乱れたときに大きなニキビが1つできる特徴もあります。

大人ニキビを予防するためには、スキンケアの見直しだけでなく、カラダの内面から改善する生活習慣を身につける必要があるのです。

大人ニキビのケアは肌の健康とホルモンバランスがカギ

前述の通り、大人ニキビの根本的な原因は複数ありますが、ほとんどは肌のバリア機能の低下と、ターンオーバーの乱れが原因です。ターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下した状態、簡単にいうと肌が弱っている状態です。このことから分かるように、大人ニキビを予防・改善するには、まずは弱った肌を健康な状態に戻す必要があるということです。

女性の大人ニキビにおけるもう1つの直接的原因は、月経による周期的なホルモンの変動でおこる皮脂分泌の増加です。女性の場合、月経周期によってホルモンバランスが不安定になり、心身ともにデリーケートになります。この時期に生活習慣が乱れて、ホルモンバランスが崩れるとより肌荒れが起きやすくなります。月経のある女性にとって、ある程度は仕方のない問題ですが、日頃の生活習慣を見直すことで改善できるので、毎月の月経と上手に付き合っていきましょう。

大人ニキビの原因別ケア方法

次に、大人ニキビの原因別にケア方法を見ていきましょう。大人ニキビの場合、思春期ニキビと同じスキンケアだけをしていても、根本的な解決には繋がりません。生活習慣の改善に基づいた大人ニキビ対策を解説していきます。

■ストレスはこまめに解消する

ストレスを溜め込むことはそれだけでニキビの原因となるだけでなく、肌全体、そして身体の不調にも繋がります。計画的に休息をとり、自由に使える余暇の時間を大切にしましょう。ヨガや瞑想をしたり、バスタイムは湯船につかるなどもリラックス効果がありおすすめです。

■バランスの良い食事習慣を身につける

食事は栄養バランスが良くとれるように意識しましょう。忙しい生活をしていると、インスタントフードや空腹を満たしやすい炭水化物ばかりに食事が偏りがちです。反対に、カロリーが低い野菜ばかりを食べることも肌にとっては良くありません。肉・魚・野菜・大豆製品など、全ての栄養素をバランス良く摂取することが大切です。忙しい毎日の中でなかなか食事に気を遣うことが難しい方は、ホルモンバランスを整える効果が高いといわれるイソフラボンを手軽にとれる豆乳を飲んだり、お惣菜は栄養バランスを意識して選んだりすることで少しずつ改善していきましょう。

■睡眠習慣を整える

睡眠は肌のターンオーバー(新陳代謝)を正常に機能させるうえで重要な役割を果たしています。肌のターンオーバーは睡眠中に分泌される「成長ホルモン」によって促進され、成長ホルモンが多く分泌される時間帯は夜の10時から深夜2時です。この時間帯に睡眠をとるために、夜更かしを避け、なるべく朝方の生活に切り替えると良いでしょう。

■月経周期によるホルモンバランスの乱れと上手く付き合う

月経のある女性にとって、ホルモンバランスと上手く付き合うことも大人ニキビの予防・改善には必要です。食事・睡眠・ストレスとの向き合い方を改善することで、ホルモンバランスによる肌の影響は受けにくくなります。どうしても乾燥や皮脂が気になる場合は、この時期だけスキンケアグッズを見直すことも検討しましょう。

■化粧の洗い残し・間違ったスキンケア方法を改善

化粧をする人は、化粧の洗い残しが肌にとっての大きな悪影響となります。肌に残った化粧品が毛穴を塞ぎ、酸化することがニキビ発生の原因です。ファンデーションなどは油分を多く含んでいるため、必ず専用のクレンジング料でメイクを落としましょう。その後は余分な皮脂を落とすために洗顔も行うことが大切です。

肌のターンオーバーを促すために、過剰にピーリングをしたり、化粧水の量が適量でなく、十分な保湿ができていなかったりすると、肌のバリア機能(肌を守る機能)が低下し、ニキビが発生します。乾燥も大人ニキビの大敵なので、しっかり保湿することを心がけましょう。

まとめ

大人ニキビと思春期ニキビの特徴・原因の違いから、手強い大人ニキビのケア方法を紹介しました。大人ニキビの原因がわからず悩んでいた方は、今回紹介した内容をふまえてスキンケアの見直しをしてみましょう。現在の自分の習慣と照らし合わせながら、大人ニキビ対策をお試し下さいね。

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