「どうして歳をとるとしわが増えるの？」
「年齢とともに増えるしわって、どうにかならないの？」
若い頃は他人事だと思っていた顔のしわ……
年齢とともに気になり始めたら、アンチエイジングケアを始めるサインです。
朝、鏡を見るたびにしわが気になるようになった方や、しわが原因で、老けてみられないか心配というお悩みをお持ちの方向けに、
・しわができる原因
・注意するべき、しわができやすい部分
・しわ対策
などを紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
顔のしわができる原因3つ
顔にしわができる原因は、大きく分けて3つあります。原因別に、「表皮しわ」「真皮しわ」「表情じわ」の3つに分類される場合が多く、それぞれ対策方法が異なります。まずは、自分のしわがどのしわに当てはまるのかチェックしてみましょう。
表皮しわ
表皮しわとは、主に乾燥が原因でできるしわです。ちりめんじわや乾燥小じわと言われることもあります。人間の皮膚は大きく「表皮」「真皮」「皮下組織」に分かれていますが、その中でも表皮は最も外側の組織です。表皮をさらに細かく分けたとき、皮膚の最も外側の私たちが触れることのできる部分が、肌の潤いを守る角質層。角質層には肌の内側の水分の保持する機能がありますが、外気の乾燥や加齢により保水機能が低下すると、肌の乾燥を引き起こします。肌が乾燥すると、角質層を形成している細胞の配列が乱れますが、これが表皮しわの正体です。
表皮しわは乾燥が大本の原因なので、老化で衰えた肌はもちろんのこと、若い方でも乾燥しがちなシーズンは目元や口元を中心に現れることがあるしわです。
真皮しわ
真皮しわは、加齢による皮膚のたるみと紫外線が原因で現れるしわです。真皮は、皮膚において表皮の内側にあり、皮膚組織の大半を占めています。
本来、真皮の中にあるコラーゲンとヒアルロン酸、そしてエラスチンの働きにより肌は弾力を保っています。年齢を重ねるにつれて、皮膚がたるんでしまうのは、これらの成分は年齢とともに減少するからです。真皮の老化によりたるんだ皮膚が、やがてほうれい線などの深い真皮しわに変化していきますので、この3つの成分を積極的に補うことを心がけてください。
また、真皮は紫外線の影響も受ける組織です。紫外線は皮膚を通過するため、真皮にダメージを与え、コラーゲン、ヒアルロン酸は減少し、エラスチン劣化します。地上に届く紫外線には、UVAとUVBがありますが、UVAは寒い冬の時期でもたくさん降り注いでいるんです。ちなみに、UVBは夏の時期に強く降り注ぐ紫外線の種類で、皮膚の日焼けの原因でもあります。UVAはUVBのように肌をこがすような働きはしませんが、真皮に目に見えない影響を与える厄介者。しわのトラブルを防ぐには、1年を通した紫外線対策が必須です。
表情じわ
表情じわは、表皮しわや真皮しわと比べて想像しやすいしわの種類ですね。表情じわとは、その名前のとおり、顔の表情を動かしたときにできるしわのことです。人の顔には、表情をつくるための筋肉である表情筋が30種類以上も存在します。これを動かし、皮膚同士が折りたたまれた状態になることで現れるしわが、表情じわです。
皮膚が若く、弾力があるときは、表情じわができてもすぐにもとに戻りますが、加齢などの原因で肌のハリが損なわれた状態の場合はしわが定着する原因となります。
種類別、顔のしわができやすい部分
それぞれのしわは顔のどの部分にできやすいのでしょうか？今は問題なくても、できやすい部分を知れば今後のしわ対策がしやすくなります。3つのタイプ別に表にしてみました。具体的にみていきましょう。
| しわの種類 | できやすい部分 |
| 表皮しわ | 目頭、目尻の横、口元 |
| 真皮しわ | ほうれい線、目の下 |
| 表情じわ | 主に目元、口元の表情が動く部分 |
現状は気になっていなくても、乾燥が気になる部分がある方や表情じわができやすい方などは、将来しわになるかもしれない部分を早めにケアしておきましょう。
種類別しわ改善方法
次に、3つのタイプそれぞれのしわを改善する方法をチェックしましょう。先にも解説したように、表皮しわと真皮しわ、表情じわにはそれぞれ異なる原因と特徴があります。自分のしわの状態に合わせた改善方法を試してみましょう。
ただし、どのタイプのしわも、ケアをしてすぐに変化が現れることはごく稀です。多くの場合、しわは毎日のコツコツしたケアの継続によって改善していきます。長期戦を覚悟して根気よく続けてみましょうね。
表皮しわの改善方法
表皮しわの主な原因は乾燥です。表皮しわを改善するコツは、日々のスキンケアをおこたらず、丁寧におこなうこと。簡単なようですが、肌のうるおいを保つには、スキンケアの方法を改善することが近道です。洗顔は、皮膚のうるおいを逃さないように、ぬるま湯とモコモコの泡で優しく洗い上げましょう。肌を擦ったり、過剰にピーリングをするなどの行為は、乾燥の原因となるので避けてください。洗顔後はすぐに化粧水で保湿をしましょう。なるべく5分以内には保湿をすることが重要です。化粧水で肌を整えたあとは、乳液で化粧水を閉じ込めます。化粧水よりもこってりとしたテクスチャーの乳液で、肌が乾燥しないように保湿をしましょう。
真皮しわの改善方法
真皮しわの改善方法として、最初におこなうべきは紫外線対策です。真皮への紫外線の影響は目に見えず、影響が現れるのも数日から数年後と時間がかかります。冬場は特に油断してしまいがちですが、年間を通して日焼け止めやUVカット下地などを使ってUVケアをしましょう。
もう1つの対策としては、コラーゲンなどの肌弾力に必要な美容成分を摂取することです。アンチエイジングコスメを中心に、肌の奥に必要な美容成分を補給するタイプの美容液があるので、使ってみましょう。
■b.glen｜スキンケアプログラム トライアルセット 2
ライン使いでたるみ、しわ、肌荒れや乾燥までケアするb.glen。化粧水、保湿液にはそれぞれコラーゲンとヒアルロン酸が配合され、肌にハリをもたらします。まずはトライアルセットでお試ししてみましょう。
■DHC｜DHCエラス（100）＋ヒアル（100）＜エラスチン原液＋ヒアルロン酸原液＞
エラスチンとヒアルロン酸を同じ比率で配合した原液美容液です。無香料・無着色・パラベンフリーと、シンプルな配合の美容液なので、真皮しわが気になる肌への集中ケアにおすすめ。
表情じわの改善方法
表情じわは、表情筋のエクササイズで改善できます。口の周りの簡単なエクササイズとしては、口を「う」の形にしてタコのように前につきだし、「うー」と声を出しながら5秒キープします。これを5回ほど繰り返すことで、ほうれい線対策になります。
目尻のしわは、目の周りの筋肉を鍛えることで対策できます。毎日1日に10回ほど、力を入れて大きく目を開けたり閉めたりするだけでもトレーニングになります。
まとめ
年齢とともに気になる「しわ」について解説しました。しわには、表皮しわ、真皮しわ、表情じわの3つのタイプがあります。原因の違う3タイプには、それぞれに適した異なるケア方法があり、どの方法もコツコツ続けることが重要です。すぐに効果がでないからと諦めず、しわ改善に取り組みましょう。
コメント